良いことがあったら悪いことが起きたり、もしくはすごく悪いことが起きても、その後良いことが起きたり、ことわざで言うと「捨てる神あれば拾う神あり」みたいに、物事って必ず振り子のように片っぽに揺れたら、その揺り戻しが起きると思うんですね。今日はちょっとそういう事ってあるよなっていう話をしたいと思います。
この考え方って私が好きなジル・ドゥルーズという哲学者が言っている「ひだ」っていう考え方とも近いんですけれども、ものごとって折り返しの繰り返し、行ったり来たりでできてるよねみたいな、ざっくりと言うとそういう感じなんですけれども、そういうことだったりとか、あとはトポロジカルに考えるって言う意味でも、すごくこの揺り戻しっていう考えって大事だと思っています。
"トポロジカルに考える(別記事)"ってどういうこと?
何か1つの短期的な指標の中で、ある結論が生じる、例えば「コロナってやっぱ良くないね」とかそういう結論が1つ出ると思うんですけれども、長期的に見たりとか、少し期間を区切ってみたりとかをすると、コロナがはやったおかげで、と言うと語弊がありますけれど、コロナが流行ったせいで IT化が進んだとか、コロナがはやったせいで地方移住が増えたとか、考えざるをえなかったという意味も含めてなんですが、人生の選択肢が増えた選択肢が増えたっていうようなことも言えるかと思います。
人生において今現在だけを見て何かしら良い悪いみたいなことを判断するというよりは、長期的に見たりとか、もしくは範囲を広く見た時に、この揺り戻しが起きていたり、振り子のように片っぽに力がよったらもう片っぽに振れてくる、景気もずっとそういう波できてるの、でそういった流れを読むっていうことを考えた時にこの揺り戻し、それから振り子の考えっていうのを持っていると、未来が読みやすいんじゃないかなという風にも思います。
これは蛇足的なお話なんですが、例えば、過去の嫌な思い出、トラウマみたいなものがあったとしても、このトラウマ自体は現在の行動の問題や、現在とは関係がないと、逆に言うと、トラウマがあるということを言い訳にして現在その決断をしていない、チャレンジをしないっていう決断を今してるのはあなたです、というようなことをアドラーも言っているんですね。
そういった過去のトラウマがあったとしても、揺り戻しとしてその経験が私たちを強くしたりとか優しくさせたりとか、過去の辛い経験が今プラスになっていることもあると思いますので、何かそういう事を1つ1つ乗り越えながら、未来に向かって考えることができるとポジティブになれるんじゃないかなという風に思いました。
まとめ
ものごとは振り子。一方に振れたら他方に返ってくる揺り戻しの視点があれば未来が読みやすくなる
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株式会社あきた総研
代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト 地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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