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「自分らしさ」の探し方



 私もよく「自分らしく」とか「個性を生かして」という風によく言うんですけども、今日は「自分らしさ」ってそもそもなんだろう、ということについて考えたいなと思います。



 今年に入って秋田県の事業で、若者活躍プラットフォーム事業というものを受託していて、簡単に言うと、これから何か始めたい若者のための学びの仲間づくりをしようという事業なんですけども、「あなたラボ」という事業名でやっています。


 あなたラボを募集する時にも、「自分らしく生きていく方法・自分らしく活躍する方法を学べます」ということを謳い文句にしてやっていたんですけども、おかげさまで50名の枠に80名近い方の募集をもらって、ものすごく秋田の中では集客としては大成功したな、と思っています。いろんなメディアで発信をしているのでHP等をご覧ください。


 「自分らしさ」って何かっていうと、他者との比較の中で「自分らしさ」を見出そうとする人が非常に多いなと思うんですけれど、他者との比較でやるのではなくて、自分の自然体をもっと見定めることを私はおすすめします。


 他者との比較で「自分らしさ」を探すとどうなるかというと、結局は、唯一無二の何かを見つけようとするんですね。だから、Aさんとの違い、というのを見ていくと、「Aさんとはここが違うけど、結局Bさんとは同じかー。じゃあ、ここは『自分らしさ』ではないかー」みたいな感じで、誰かと比較したときに自分らしさっぽい違いがちょっと見つかっても、結局その違いは、他の第三者、Cさん、Dさんが比較対象としてどんどん増えていったときに「結局『自分らしさ』じゃない」という結論に落ち着いて、自分探しが終わらないという人がすごく多いんですよ。だから、他者の比較として自分らしさを探すよりは、他者との共通点も全部含めて「自分らしさ」を考えた方がいいなと思っています。


 どちらかと言うと、引き算というよりは足し算で「ここは誰々さんと同じ。ここは誰々さんと同じ。でもその組み合わせは自分だけ」ていうことを見つけた方がいいと思います。


 この自分探しは、自分が持っている思想、考え方、決断する方法、面白いと思うこと、興味ということを全部そのスタートに紐づけていくことにもなります。例えば、なんでこういう考え方をするのかというと「これは◯◯さんから聞いた話だなー」とか、「これは本で読んだ理由から私はこういう風に思ったんだなー」とか、「この興味は〇〇さんからおすすめされたからそれから好きになったんだなー」とか。そういう自分の意思決定、知識、興味、のルーツというのを探していって、それは誰から、もしくは何から影響を受けたのかというのを全部整理できないと「自分らしさ」が出てこないんですよね。


 誰かと比べて違いを見つけるということではなくて、自分と他者との共通点をずっと見つけ出していくという整理が「自分探し」だなと思っているので、だから仲間づくりとか人から学ぶってことがすごく大事で「これは〇〇さんが言ってたんですけどー」というのをちゃんと言えるような形でいる方が「自分らしさ」につながっていくのではないでしょうか。


 他者との違いではなくて、他者との関わりの組み合わせというのが「自分らしさ」だよ、ということを知ってもらえたらなと思います。


Q:須田さんの”自分らしさ”とは?


 私の「自分らしさ」は、Twitterとかにも書いているけれど、基本的な思想の根本にはミシェル・フーコーとかジル・ドゥルーズという哲学者がいます。その人たちが言っていることは、合理的なことっていうよりも、感覚的なこととか、ルールや規則にはなんの意味があるのか、ということを研究している人たちで、自由とかルール、仕組みづくりへの反発と効率化の有無みたいなところを議論している人たちなので、その人たちの考えがまず根本にあります。


 「働く」という観点でいうと、一番最初に入った会社がリクルートという営業会社なので、そこでの反発が大きいような気がします。ものすごく出来る人たちが行動力持って、頭の回転がはやく、仕事をしているという職場で、とにかく成果主義だったので、成果じゃないところを評価していかないといけないよな、と常に思っています。


 一方で、リクルートの良さって、みんな人が良いってところがあって、前向きだとか頑張っているとか、やっぱり人が商品を買うってときは、商品への納得もあるけれど「この営業マンだから、この人だから買う」みたいな顧客との信頼関係というのもすごく感じているので、その辺も大事にしています。


 私が大事にしている言葉の中で、「量が質を生む」という私の一番の行動原理になっている言葉があるんですけど、これはリクルート時代の私の上司が、私が新人のときに言ったことでした。私自身、自分のことを器用だと思っていたけど、あんまり社会人のスタートでなめていたこともあったのか、営業もうまくできないし、人見知りも発揮してて、非常に結果が出なかった、その時に上司に言われた一言が「量が質をうむ」という言葉で、とにかく、何かいろんなことをやってみたり、繰り返していく中で、質を高めていくということを大事にしてたりします。


リクルート時代のエピソードはこちら ”【私が大切にしているもの①】量が質を生む(別記事)

まとめ

「自分らしさ」を見つけるにはは価値観のルーツを整理すること



関連リンク


あなたラボ HP


自分らしさとは何か。自己理解の専門家が見つけ方を解説する | 八木仁平公式サイト


「自分らしさ」なんていらない。 | TABI LABO


ミシェル・フーコー 「知の考古学」| 松岡正剛の千夜千冊


『千のプラトー』における抽象機械の理論について : イェルムスレウの言語素論における言語図式に着目し た考察 | 平田, 公威




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株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

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