組合とは…
共通の利害や目的をもつ人々が、自分らの利益を守り目的を達するため、互いに助け合い責任を分け持ち、約束を守って運営する組織体。
11月11日にですね、組合を設立しました。なんのための組合かというと、秋田県のダイバーシティを推進するための組合です。
ダイバーシティについてはこちら "【多様性】「あの人だからね」って言い合おう(別記事)"
組合事業の目的でいうと
①外国人技能実習生の受け入れ
②氷河期/シニア世代の活躍
③女性の社会的地位の向上
④障害者の働きやすい職場作り
というのもので、
「仕事」という観点で、ダイバーシティを推進していく、ということを進めていきます。
組合は、企業の連合体なので、市民活動と違って、企業さんたちが理事になって協力をしてくれています。
今回は、
・株式会社あきた創生マネジメントさん
・株式会社清水組さん
・株式会社ダストボックスさん
・あきた総研
の4社で設立をしました。今後、組合としては、加盟する企業さんを増やしていったりとか、技能実習生の受け入れをしてくれる企業さんを増やしていきたいと思っています。
ダストボックスの高杉さんは行政書士ですし、監査に社会保険労務士のアスカ人事労務パートナーズの高橋さんがいるので、専門性もバッチリ!
そもそものスタートは、うちの会社(あきた総研)のスタッフで、カンボジアで勤務経験のある九島さんという方がいて、旦那さんがカンボジアの方で「カンボジアと日本を繋げる仕事がしたいねー!」ということで始まりました。
当初は、観光とか物産とかも考えていたのですが、九島さんが飲食とか物産とかの仕事をカンボジアでやっていて、日本の物をカンボジアで売るという観点では、日本とカンボジアは経済格差があり難しい、ということで、九島さんが「何やろっかな〜」と悩んでいた時に、私が「人材交流はどうだい?」と提案した、というのが話のスタートです。
そこから「技能実習というカタチがあるんだ」とかですね、技能実習生がいろんなところで労働搾取をされている、というような色々な技能実習の社会問題やニュースを知って、その辺をちゃんとできる組合を作ろうということで、色々動いておりました。
登記日:2020年11月11日
(そんなこんなで、11月11日に組合を登記しました!)
12月中には、設立イベントというか、お披露目会、記念セミナーを開催しようと思っています!
Q.須田さん自身が秋田県で、外国人労働・障害者・女性進出の面で、課題を感じたエピソード/原体験があれば教えてください。
「労働」だけではないですが、秋田県はパスポートの取得率も低いので、秋田県のアイディアの無さ、他者を受け入れない保守さっていうのは、ダイバーシティが推進していないことだと思っています。それで、いろんな立場の人、いろんな意見を持った人が、もう少し意見の言いやすくなる地域の方が、結局は起業する人が増えるとか、移住者が増えるということにつながる根本の思想・考え方だと思っています。起業や移住の方面で動いている人(行政にも)もいるので、私はちょっと違う視点で動きたいな、ということでダイバーシティの視点でした。
なので、氷河期世代の就職支援とかも今後やっていきますし、女性に関しては、こっちは市民活動でpromaという団体をやっていて、女性の再就職のママ支援もなんかもやっていきたいと思っていますし、障害者に関しては、私は個人的にNPOの理事もやっているので、Naoのたまごというところで障害者の支援もやっています。
Q.秋田県で需要はあるのでしょうか?
今は表面的なニーズはまだ無いと思っていて、無いものだから新しく作って、考え方を知ってもらうということをしたいなと思っています。恐らく「ダイバーシティ」という言葉さえも知らないという方も多いし、とは言っても、県とか国とか行政は進めたいという、いわゆる現場と理想のギャップというのがあるので、そのギャップを埋められる組織・機関としてありたいなと思います。
まとめ
秋田県のダイバーシティを推進する組合を設立。ダイバーシティが起業や移住にもつながるはず。
関連リンク
▼組合「Dive to Akita」設立企業のHP
「何か始めれば記念日」
株式会社あきた総研
代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト 地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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