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付加価値をつけることのリスク


 これ最近すごく感じているところで、どうしても今って人手不足もあって、少ない人数で単価の高いもの・利益率の高いものを作っていくということになると、高額商品を売っていくということを非常に推奨されていると思います。


 秋田県でいうと「新政」という日本酒の醸造元が非常に生産量の少ない、でも色んな種類があって、確かに美味しいということで、少量多品種という付加価値をつけたりだとかしていますね。


 色々付加価値をつけるという時に、

  • 本当に必要なもの

  • 今まで想像できていなかったんだけれども確かにそれがあると随分楽になる

  • 効率的になる

  • 他の利用者の利益が高まる

とか、そういう付加価値をつけていくということが非常に重要になってくると思います。



 ただ一方で、娯楽面という意味での高付加価値の商品が多々あると思うんですね。

 例えば、お土産のものとして、すごく高いチョコレートを作ってみたりとか、煎餅をパッケージが可愛いというブランディングをするなど。中身は特に高い素材を使ってはいないんだけれどもマーケティングとパッケージだけで高く売っている、とかですね。


 そういったものっていうのは今の景気(2019年時点)では非常にいいので、今のうちにやっておくということは大事だと思うんですけど、一方でそれが不景気になったときにどうなるのかっていうことも経営上は常に考えておかなければならないと思っています。何か高付加価値を追い求めすぎて、不景気になったときの対策っていう話をあまり聞く機会がなくて、そういうことを経営者や秋田の中小企業は考えた方がいいんじゃないかなって風に思っています。(追記:2020/8/30 コロナのために観光や移動ができず、中身の価値と見合わないパッケージだけの高いお土産は苦境に立たされている印象です)


 不景気のときに果たしてそれでやっていけるのかとか、不景気のときに売れる商材ってどうしても娯楽的な性質の強い高付加価値商品ではなく、単価の安いものになっていくと思います。百均とかマクドナルドというのも今は高額商品も出してはいますけども、どうしても不景気になってくるとそこの安いものが売れるという傾向がありますので、その辺のバランスも取りながら、次の不景気になったときの商品開発というのもしていった方がいいかなというのが、高付加価値を追い求めすぎることのリスクかなと思っています。





まとめ

高付加価値を求めすぎることは、景気が後退した時のリスクを高める。

不景気になったときも乗り切れる商品開発が大事。


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「何か始めれば記念日」

株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断



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