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【“複”業解禁】自分らしく働ける時代



最近「複業」というのが話題になってきています。


使われる漢字自体も、過去は主・副の副だったんだけれど、今は複数の複になってきて、「複業」というふうに言われるようになっています。


なので、メインの仕事があってサブがあるんじゃなくて、いくつか自分が大事にしているような仕事をやっていくというのが、これからの新しい「複業」の形です。


大事にしないといけないのは、やっぱり人生100年時代になる、という大前提ですね。

人生100年時代とは何か。何が変わるのか。 ”【個人でお金稼げますか?】ライフシフトと100年時代(別記事)

将来的に、会社がその人の人生を死ぬまで面倒を見るということは、やっぱり難しくて。


どこかで定年がやってくる。

もしくは、単純に実力というか、年齢によってパフォーマンスが落ちるので、会社では囲いきれないというケースが出てくる。


そういったときに、最終的には自分の人生の中で、会社を定年退職した後も、自分の看板を背負って仕事をやっていくということが必要になっています。



今は会社の看板があるから営業ができるとか、販売するものがある、という状態なんですけれど、将来的にはいきなり会社の看板がなくなり、個人のあなたに仕事をお願いするメリットって何?みたいなことが出てきます。


起業した人が営業すると最初に言われるのは「実績は?」ってこと。

起業したばかりで実績が無いと取引してもらえない。


1人1人が個人事業主の気持ちでいないといけない、ということなんですね。


例えば、経費や税金関連など会計の業務だとか、営業ができて自分を売り込むっていうことができたりだとか。


最終的にはそのサービスを提案する、提供する、という専門家にならないといけないというような世の中がやってくる中で、

やっぱり、定年退職してからいきなり起業というのは難しい。



だから普段からそして若いうちから自分のキャリアを積んでいって、会社におんぶ抱っこしてもらうんじゃなくて、自分なりの仕事をつくっていく。


仕事で多くの人との繋がりをつくっていって、専門性を高めていくっていうことをしなきゃいけないということで、複業を解禁したほうが、個人の方にとってはすごくいい、という時代になっています。


新しい組織の形が働き方を変える ざくっとティール組織(別記事)

では逆に企業とか組織においてどうかというと、経験の少ない若い人にいきなりたくさん給与を渡す訳にもいかなくなります。

事務職であれば、その中で給与自体を年齢や経験に沿って、最初の初任給は低いかもしれないけれど、その分複業を認めることで、頑張りたい子は頑張ってもっと収入を得るということができるだろうし、休みたい人は休めばいいわけです。



また、大学生は奨学金をもらっている人が多いので、それを早めに返済して、自分の人生計画を立てていくということを考えたときに、副業をして20代で早めに給与を高くしておく、ということを考えていく必要も出てきます。


なので、副業を解禁するということは、企業の負担も減らしつつ、さらに自主的で専門的なスキル、成長率の高い人材を育てる環境を整えるためにもいいんじゃないかというふうに言われているし、私自身もそう思います。



 

Q:副業が解禁されたから、企業側が副業前提として賃金を下げるということはないのでしょうか?


非常にいい観点です。


その通りで、副業が前提になるということがどうなるかというと、必ずしも週5日、9時6時で働かなくてもいいというかたちになるんですね。


だから「その賃金であれば週3日しか働きません」というような交渉ができるようになってくるわけです。


ただ、その交渉ができるかどうかというのは、能力だとか、仕事の成果に対して見合うかどうか、というのが全てになってきます。


どこか企業に勤めるにしても、自分の実力、スキル、専門性を上げなきゃいけないし、

独立・副業するにしても、専門性を上げなきゃいけない。


どっちにしろ自分の専門性やブランドを上げていくということを考えなきゃいけない。


今それを考えずに「ただこの会社に所属して、与えられた仕事だけをやっていればいいや」という人がいると、国としては国際競争力が低くなっていくので、

そこを高めていく必要があるということになるので、結果としてはあまり変わらない。


結局、皆頑張らなきゃいけないよね、ということです。


まとめ

  • 新しい「複業」はメインに対するサブではなくて等しく大切な複数の仕事

  • 副業解禁は企業の負担を減らし個人のスキルや収入の向上を可能にする

  • 皆でがんばろう!


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「何か始めれば記念日」


株式会社あきた総研 代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト

地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断


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