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【人見知り陰キャの就活アドバイス】個社研究



人見知り陰キャの就活アドバイスシリーズ 最初から読みたい方は "概論 エピソード0(別記事)"

 個社研究と言うと「1つ1つの会社をどうやって調べればいいか」っていうような話なんですが、これは上場企業と非上場企業で大きくやり方が変わると思っています。


 上場企業に関しては、まず四季報を見てください。四季報の見方っていうのはいろんなサイトとか就活講座とかで紹介されています。上場企業に関してはその四季報を見れば、離職率であったりとか、勤続年数だったりとか、多くの情報が出てくるのでお勧めです。


 次にどの企業でも重要なその企業の調べ方と言うと、マーケティングの 3C。これは経済学部とかの方は授業でもやったことあると思うんですが、せっかく授業で習ったのに活用できていないっていう学生が結構多いです。そんなマーケティングの 3C を活用して企業を調べてみてください。


 3Cって何かと言うとCompany(カンパニー)のC。それからCompetitor(コンペティター)、ライバル会社のC。そしてClient(クライアント)であったりCustomer(カスタマー)であったりConsumer(コンシューマ)であったりお客さんという意味のC。


 このカンパニー(企業)、コンペティター(競合)、クライアント(顧客)の3Cを見ていくと、その会社のことがよくわかります。



 まずカンパニーの Cは、ホームページとかで会社概要とかにある通り、その会社の情報なんですけれども、社員が何人いるとかですね、正直そんなことはあまり関係なくて、まず大事なのはその会社の理念・方針なんですね。でも理念とかも結構ざっくりしてるじゃないですか。例えば、社会になんとかで貢献する、みたいな抽象的なこと書いてるんですね。実は「その理念に共感しました」とかって言うと、実際仕事の現場とかでは反映されていなかったりもします。


 そこで、大事なのは「その会社がどういう決断をする会社なのか」を知ることです。なのでカンパニーのCで一番見てほしいのはその会社の沿革です。沿革っていうのはその会社の歴史ですね。


 例えば「何年に資本金を増資」とか「何年に何とか営業所を開設」とか「何年に本社を移転」とかですね。そういうふうに沿革が細かく書いてある会社に関しては、「なぜそのタイミングでそんなことをしたんだろう」――これは皆さんの自己分析と同じです。自己分析も自分の過去を振り返って、「なぜ自分はあの時にそういう決断したんだろう」っていう風に自己分析しましたよね。それと同じで、企業の沿革についても「このタイミングでなぜ増資したんだろう」「なぜこのタイミングでここに支店を出したんだろう」「なぜこのタイミングで本社を移転したんだろう」そんなことを考えてみると、説明会であったりとか、リクルーター面談とか、面接で「質問ありませんか」って言われた時に聞く質問の材料も増えるかと思います。


 なるべくなら、個社研究をする段階では、3C を自分なりにまとめてから、それをリクルーターに見せたりとか、もしくは OB・OG 訪問をして「ここはなんでこうなんですかね」とか「ライバル会社はどこなんですか」とかそういったことを聞いてみると、その会社のことがより理解できると思います。


 業界研究のところでも言ったんですが、業界としては右肩下がり、つまりあまり景気がよろしくない業界だったとすると、その会社さんに必ず聞かなきゃいけないのは「そんな中で御社はどうやって勝ち残り戦略を立ててるんですか」ということを考えていただければと思います。実は上場企業でもこの質問に明確に答えられるって言う会社さんはあまりなかったりします。だとすると、自分なりに「こうすればいいと思いますよ」ということが提案できると「業界のことよく分かってんな」というふうに評価が上がるんじゃないかなと思います。


 

「人見知り陰キャの就活アドバイス」シリーズ

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まとめ

マーケティングの3C分析を個社分析に活用しよう



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株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断

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