マインドフルネスというのは、すごく簡単にいうと、1回アメリカのほうに渡った禅の考えなんですね。
基本的には、自分の今現在に向き合う、ということがマインドフルネスなんですけれど、
その手段としてよく使われるのが、呼吸法とか、瞑想、ヨガというふうに言われています。
そんな時に、Yahoo!アカデミアの学長の伊藤羊一さん(「1分で話せ」著者)から、中村悟さんをご紹介いただきました。
禅だから、座禅とかをやっているような日本の仏教からスタートしているんですけど、
それがアメリカに渡ったときに、アメリカのIT企業、例えばGoogleとかに注目されたんですね。
なぜかというと、そういう会社でパソコンに向き合いながら
仮想空間の中で「今後新しい時代はどうなるんだ?」
ということばかりを考えていたら、病む人が増えた、と。
それで、「自分はじゃあ今幸せなのか?とか、今の自分ってどう考えているのか?みたいなことが必要だね」という話になって、
そこから企画・構成したのが、マインドフルネスというわけなんです。
今の時代はどうしても、
精神的な話というのが非常に強くて、
頭の中の思考とか、
メールやLINEなどのネット上のやり取りのようなバーチャルな世界でのコミュニケーションが非常に強くなっています。
だから今の人達は身体性を失っている、と言われているんですね。
深呼吸をしたときの横隔膜とか、肋骨の骨の広がりとか、
たまに首とか腰を鳴らすというのも、無意識に身体性を求めている証拠だったりすると言われています。
一番わかり易いのが、やっぱりIT企業での鬱(うつ)の話です。
いつの間にか精神が病んで、いつの間にか身体に支障が出てくる。
例えば自律神経が乱れる、とかですね。
ちゃんと気を配ってみれば、肩がこってきたとか、冷え性になってきたとか。何かやっぱり身体って、バロメーターを出しているはずなんですよね。
だけれど、それに気づけていないということも多々ある、と。
マインドフルネスというのは、
今は未来とかを見過ぎずに、
まずは今現在の自分の身体とか心がどういう状態かというのを、
客観的に見るのが必要、というふうな考え方です。
いわゆる、自分の身体がどうなっているんだろう?
ということが、主観だと精神に目隠しされてしまって、逆に気づけない。
だから身体を客観的に見たりとか、体の動きをに観察したり、鏡で見たり、
そういうことをしていくことで、自分はどう感じるんだろう?
みたいなことを改めて振り返るというのが、
マインドフルネスの重要なことだということです。
だから瞑想をしたり、ヨガをやったり。
あとは、食べるというのもそうで、
イーティング・マインドフルネスっていうのがあるんですね。
私もそうですけれど、
スマホを見ながら食べるとか、
テレビを見ながら食べると、
やっぱり味とか、食感とか、匂いとか、見た目もそうですけれど、
ちゃんと感じていない。
目隠しをしたりだとか、
他のものを見ずに、
味とか食感だけに感覚を研ぎ澄まして
「こんなにつぶつぶしていたんだ」とか、「こんなに固かったんだ」とか
発見があった方が、
豊かな感性になるよね、というような考え方です。
そこで集中力だとか、想像性だとかっていうのを、ちゃんと自分の身体を持って感じるというのが大事だよね、というような時代になっているわけなんですね。
Q:須田さんのやっているマインドフルネスは、どんなものなんですか?
私のやっているマインドフルネスは、今はまだ、呼吸法と瞑想です。
今は、アプリを使ってやっています。
アプリで、2秒吸ってください、とか、5秒カウントして吐いてください、とかですね。
やっていると、「時間」というものをすごく感じます。
長く感じる日、短く感じる日、同じ時間なのに感じ方が違う。
あと、目をつむるので、瞑想が終わって目を開けたときの開けた感じや、色彩の鮮やかさとか。
感覚を研ぎ澄ます有効性は非常に感じてますね。
まとめ
自分の身体を客観的に感じることを大切にするマインドフルネスの考え方
マインドフルネスはバーチャルなコミュニケーションが広がる現代でこそ大切!
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「何か始めれば記念日」
株式会社あきた総研 代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト
地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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