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都会の大企業の人は地方で活躍できるのか



 地方移住や、地方で活躍する人材を考える時に「大企業のやり方と地方・田舎のやり方は違う」みたいなことを言われがちだと思います。


 組織の単位として中小企業のお仕事の進め方と大企業のやり方は違うと思いますし、規模感も違うと思うので、実際私も「大企業のやり方と、地方の中小企業のやり方は違うからね」ということはよく言ってました。ところが先日クラブハウスで、「地域で事業を行っていくということを考えると、大企業のような大きい組織でのステップは、地域という大きな組織の中での事業を進めるステップ似通ってるんじゃないかな」というお話になりました。


 私は「大企業で活躍してた人が地方に来たら活躍できるとは限らない」という文脈でお話をする事がすごく多くて、私自身その考え方が変わったところだったのでお話ししたいと思います。


 中小企業の場合は権限がすぐ付与されたり任されたりというのは多いなと思っていて、新人とかは難しいですけれども、それなりの地位に就くっていうことが大企業よりもライバルが少ないという点は容易で、活躍の機会も得やすいと言えるのかなと思います。

 また、すごく極端な話、地方で起業をしてしまえば何か新しい事業をする、地域活動するっていうのはすごく簡単に自分が先導を切って責任を持ってやれたりするので、地方で起業するっていうことをおすすめをしてたりもします。



 今回お伝えしたい大企業での働き方と地方での仕事の進め方っていうところで言うと、結局はいかに人脈を辿っていきながらキーマンを落としていくかと、外堀を埋めていくかっていうような、まとめて言うと「ロビー活動はできるか」っていうことが同じだと思うんですね。


 大企業の中で言うと決裁者になる部長や課長、そういった人をいかにして味方にしていくかっていうこともあるでしょうし、地方で言うと自社だけに限らずその地元の権力者、町内会長であったりとか、業界団体の会長であったりとか、議員さんであったりとか、そういった権力に対してどういうアプローチの仕方をしていくのかっていうのが結局は大事になってくるなと思います。


 そういった「根回しやロビー活動ができないと、結局はやりたいことが成し遂げられない」っていう点は非常に似通ってるなと思ったので「そういうのを大企業で上手くできる方っていうのは地方に来てもやっぱり活躍できるんじゃないかな」ということで考えが変わりました。



 一方で「大企業でなかなかうまく働けなかったので、地方の小さな組織の中で働く」みたいなことで言うと、社内ではもしかしたらうまく働けるかもしれないけれども、何かそれを社外との活動や地域の活動として広げた時には実はあんまり活躍できないんじゃないかなという風にも思ったりします。


 例えば、大企業でもうまく根回しやロビー活動といった立ち振舞いができていれば、地域おこし協力隊のような組織、地域の中でうまく立ち振る舞えるかもしれないので、地域全体を巻き込む動き方をするような方っていうのは、指標としてちゃんと根回しができるかみたいな点を考えると「大企業で働いていた方」というのも非常に大きな選考基準になるんじゃないかなという風に思った次第です。


まとめ

大企業の働き方と地域を巻き込む地方の働き方は「ロビー活動」の重要性という点で実は似通っている


関連リンク

ロビイング(ロビー活動)とは?ビジネスに必要な理由や、国内外の事例を解説|Digital Workstyle College


転職経験者が語る! 大手企業と中小企業の違いとメリット・デメリット|マイナビ転職


根回しは相手への思いやりの行為|日経ビジネス

 

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株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断


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