好きな仕事の見つけ方
更新日:2021年5月25日

しょっぱなからタイトルと違うことを言いますけれども、好きな仕事を見つけるというよりもお伝えしたいのは「仕事を好きになる方法」です。
仕事の選び方とかいろんなところで 「好きなことを仕事にしよう」 とか 「趣味が仕事になったら」 みたいな話もあるんですけれども、そういったことは推奨しないというのが私の主張です。
一番大事にしてるのは、可もなく不可もなくできる仕事をどんどん好きになっていくっていうことです。今回はこれをお話していきたいと思います。何が言いたいかというと、仕事ができるようになれば、好きになっていくということ。これが一番お伝えしたいことです。
仕事ができるようになるって言うのは大きく分けて3つあると思っています。1つ目は人間関係で、2つ目が業務としてのスキルや知識、3つ目が権限で決定できるかどうかってことですね。この3つが揃っていくっていうのが「好きな事が仕事になる」逆に言うと「仕事が好きになる」ということかなという風に思ってます。
1つ目の人間関係。新人は「お前は何か提案するよりもまず目先の仕事ができるようなれ」というような話になったりしますので、なかなか最初から大きな仕事を任される、できるって言うわけではないと思います。これは3つ目の権限にも繋がるんですけれども、役職が上がったりですとか、例えば起業をしていきなり自分が社長になって先頭に立つとか、そういう風に自分が決定者になることができれば人間関係を活かしてやれることの幅が広がると思います。
私もいろんな事業の中で、事業のフレームワークを作って事業担当に投げることがあります。私としては「フレームワーク壊していいよ」「より良い提案なるんであればそれ以外の話とか提案とか入れていいよ」っていう風に言ってはいるんだけれど、そうならないことも多いです。そのフレームワークの中で考えようとするあまりに意外と企画としてはまとまり過ぎちゃってつまんない、ということが起きるということもありえます。
2つ目の事業のスキル、経験。ここはもう年数によるところが大きいと思います。仕事を早く覚えられるようになれば、周りのからの信頼関係も増え、やれることが増えていきます。そして、やれることが増えていくと、どんどん仕事に自分の有用性が感じられるようになるので「私って仕事の役に立ててるなあ」とか「私って人から頼りにされてるな」とかっていう風に思える。すると、どんどん仕事が好きになっていって「じゃあこれはどうですか」っていう提案をした時に、「じゃそれやってみようか」という風に信用されやすくなって、決裁者からGoが出て、それが上手く行って…みたいなことの繰り返しで、どんどん仕事が好きになっていったり、また新しい事を覚えようとしたり、成長意欲ってその後に出てくるんじゃないかなという風に思います。
なので仕事を好きになる方法っていうのは、私はもう1つしかないと思っていて、「仕事ができるようになる」。これは、むっちゃスーパーマンで仕事ができるようになるっていう事じゃない。業務知識をしっかりと取り入れて、専門的なスキルと知識を身につけて、周りの知り合いとか同僚先輩との人間関係を自分で環境を良くしていって、最終的には役職が上がったりとか、もしくは特別な役割を与えられる、例えば新入社員だけど SNS の運用を任せてもらったりとかですね、通常は現場作業や営業しているんだけれども、特設の役割として SNS の運用広報を任された、とかそういう風に新しいことが取り入れられると良いかなという風に思います。
なので仕事を好きな理由は明確に1つしかないとーー「できることを増やす」。1つ目が人間関係、2つ目が業務知識とスキル、3つ目が権限。この3つを持って、仕事を好きになっていっていただければと思います。
まとめ
仕事ができるようになれば「好きなことが仕事になる」
カギは人間関係、業務知識とスキル、そして権限
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株式会社あきた総研
代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト 地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断