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関係人口について



 関係人口ソトコトで特集されて、非常に全日本的に普及した言葉だなと思っています。


 ある場所に住んでいる人を人口と呼ぶんですね、本来は。社会的な統計人口、今そこに在住をしている、住民票のある方を人口という風に呼びます。


 それに対して、ある場所に年に1回でも泊まりに来るとか、セミナーや交流会で、その地域に来る可能性がある、もしくは来たことのある人、そういった人のことを関係人口という風に呼ぶようになってきました。


 関係人口は非常に重要だと思っていて、何故かというと、今の世の中では在住しているということが、あんまり価値じゃなくなってきているんですね。私は県内でも出張で、鹿角とか、大館とか、湯沢とか、由利本荘とか、そういう所に泊まりますし、今はコロナで行けませんが県外出張だったら、東京にはよく行きましたし、一番遠い所だと、滋賀県には毎年のようによく行きます。なので、そういった形で、関係人口というものの背景にあるものというのは、そこに在住しているということ自体が、あまり価値を持たなくなってきているんじゃないかなという風に思っています。


 面白い地域にはたくさん人が流入します。外にいる人達に来てもらう、観光で来てもらって、お土産だとか、宿泊とか、飲食でお金を使ってもらうというと、インバウンドという言い方もよくするんですけども、インバウンドって言うと、観光面みたいなニュアンスが非常に強くなるんですよね。そんな中で関係人口って、僕がすごく良い言葉だなと思っているのは、関係性に着目をしているからです。


 その人がいるから、その地域に来るとか、なにか面白いコンテンツがあるから来る、コンテンツを作っているのも人だし、コンテンツは多くの場合は人だったりします。なので、そういった人と人の関係性に注目をして、そこに関わっていきたいと集まる人達がいる、それってすごく素敵なことだなと思っているので、関係人口を高める活動というのは非常に重視してますし、いろんな自治体さんの地域活性において、関係人口という観点で考えてみると非常に魅力的な地域になるだろうし、地域の当たり前が、外にとってのコンテンツになり得ると思っています。



まとめ

  • 関係人口とは、住民ではないけれど、ある地域に関係性を持っている人のこと

  • 在住にこだわらず関係性に着目する関係人口は地域活性化のヒントになる


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「何か始めれば記念日」

株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断


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