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秋田のダメなところ・良いところ



 こういうのは最初に悪い方から言った方が良いというのが定説なんで、秋田のダメなところから言うとですね、東北の隣県によく行くんですが、東北の中でも秋田はやっぱり閉鎖的だなということを感じます。



 非常に閉鎖的な理由、これは仮説しかないので本当かどうかは分かんないんですけども、歴史上ですね、秋田っていうのは基本的に昔から飢饉がなくて、非常に裕福な土地だったんですね。食うものに困らないからゆったりしていて、更に言うと、米食ってりゃいいんで、他の土地とあまり交流をしなかったのではないか、という風に思います。

 他の隣県は、じゃあどうかって言うと、秋田県以外の東北の県では、基本的に飢饉がありました。なので、飢饉があった事によって、何かを売って食べ物を得るということをしなきゃいけなくて、どちらかというと秋田というのは、米だけ作っとけば、周りの県から物品が入ってきて、米を売ってあげていたというような土地なんですね。


 それがおもしろいのは、最近、仙台の七十七銀行の、東北の経済の関わり方調査みたいな資料で見ると、秋田県ってのは、東北6県に強い関わりがあるんですが、他の県っていうのが、バラツキはあるものの、他の県同士の関わりってのはそんな無かったりします。秋田県というのは、米という原材料を作り続けてきたがために、その米という強さを持ちながら、日本酒とか食べ物の良さはあるんですけども、逆に言えばそれ以外無いということで、非常に閉鎖的な、人と交流をしない、外の者を受け入れない、価値観を受け入れない土地になってしまったんじゃないかなという風に思います。

 ダメなところだけでかなり時間を使っちゃったと思うんですが、ダメなところっていうのは、反面良いところでもあるんですよね。これは、人間の弱み強みもそうなんですが、閉鎖的であったからこそ、伝統的なものが守られているので、重要民俗無形文化財ってのは、日本で一番数が多いのです。

   だから僕は、観光面に関してもすごく面白いし、文化としても残ってるものが多いので、古民家とか、藁葺き屋根とか、そういったところにも、非常に面白いコンテンツがたくさんあるなと思っています。その分、ちょっと魅せ方下手なので、それを我々が頑張る。

 それから、秋田の良さは、やっぱり自然がそのまま残っているという所なんですね。首都圏から比べると、スキー行くにも30、40分と短時間で行けるので、仕事終わりにスキー行ったりもできます。それからゴルフも街中にあったりするので、首都圏だったら一日かけて行ったりするものが、本当に日帰りで行けちゃうという、そういった身近な遊びがあるところが良いと思います。ただその分、派手なエンターテイメントというのは少なかったんですが、今はハピネッツもありますし、平日開催もあるので、エンターテイメントっていうものも増えてくるかなと思います。


 あと、秋田の良さっていうのは、やっぱり地元好きな人がすごく多いところだと思っているんですね。「秋田好きだ」って言っている人とか、秋田の中でも、「自分の地元の市町村が好きだ」とか、「お祭りが好きだ」って言っている人が非常に多くて、土崎の祭りとか、角館の祭りとか、鹿角のお祭りとか、本当に町内会ぐるみで参加していて、かつ、東京に進学就職で出ても、その祭りのためだけに有給とって帰ってくるみたいな人が多いっていうのも秋田の特徴だと思っているので、そういった人々が守り続けてきた伝統があるからこそ、こういった手つかずのまま残っている秘境みたいな感じが秋田の良さかなと思います。

東京で集まった秋田の人々1000人! "秋田-東京1000人企画のワケ(別記事)"

まとめ


  • 秋田のダメなところは歴史的理由による閉鎖的な性質

  • 秋田の良いところは伝統や自然が守られているところ

  • 地元好きな人がすごく多いのも秋田の良さ

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「何か始めれば記念日」

株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断

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