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アンガーマネジメント



 世の中でアンガーマネジメントという言葉を聞く機会が最近増えてきました。「怒ることに対して、自分の心をどうやってコントロールするか」という話が、注目をされ始めているようです。そんな中で、私自身が自分の怒りや心のざわつきをどうやって治めているかという事をご紹介したいと思います。


 例えば、私の場合は、学生との相談や学生達との約束が非常に多いのですが、やっぱり学生達というのはドタキャンとか、無断で今日来なかったとか、「すいません、寝坊しました」とか、そういった事が非常に多いんですね。僕は全然それは気にならなくて、怒んないんですけども、周りからは、


「よくそんなに忙しい中で、時間を割いたのに、学生たちがドタキャンをして、平然としていられますね」


みたいなことを言われたりもします。そういった場面で僕自身が大事にしている事っていうのは、そもそも論というか、目的論に全部立ち返っていくという事なんですよね。



 私がなんで学生達の支援や相談に乗っているかと言うと、彼らはまだ精神的にも未熟だし、「やりたいことが見えない」とか「頑張りたいけど頑張れてない」と感じているから、相談に来るわけなので、そういう彼らを支援したい、というのが私の思いです。なので、そういったまだ精神年齢的にも成熟していないような彼らが、ドタキャンするのも想定し得ることだし、むしろこれから社会に出ていくにあたって、それを教えていく側だと思っているんですが、そこでアドバイスの仕方というのも、結構微妙なラインだなと思っています。


 強く言ったからといって聞いてもらえる、というわけではないんですね。僕らが強く言って聞いてくれるような関係をまずは構築しないといけないので、であれば、どういった事情だったのかとかをきちんと聞いて「この人には相談しても大丈夫」「この人はこうやって自分がミスをしても怒らないで受け止めてくれる大人」という風に、思ってもらいたいし、そうやって気楽に相談をしてもらったり、気楽にまず「時間をくれませんか?」と言ってくれる方が、僕は嬉しいなと思っています。



 こんな風に、そもそも論に立ち返ると、学生達に相談に乗りたいというのが大前提にあるので、僕がそんな彼らの相談に乗るためには、彼らが勇気を持って「須田さん時間もらっていいですか?」と言ってくれるような、安心安全な人間関係を築いていきたいというのがあるので、そこで彼らがミスをしたり、ドタキャンをしたりしても怒らない、というように考えられます。


「安心安全」って何? その根拠と具体例 ”安心安全の場(別記事)

 ただ、多くの大人、一般的な方としては「そうは言っても礼儀とかマナーとかあるだろ!」という所があると思いますし、私自身も目上の方に対してはそういう風に思っているます。なので、信頼関係を作る側だという意識で、時間を守るということもすごく大事にしているし、一般的な社会人の方達が「そんなの非常識だろう」「学生達の方から相談頼んでるのであれば、ちゃんと時間守れよ」と怒っている気持ちは分かりますし、僕も一瞬腹立たしくはなることはあるんです。だけど「これって俺なんのために時間割いたんだっけ?」みたいに自分の目的に立ち戻った時に、「しょうがないかな」という風に思うようになりました。


まとめ


そもそもの目的に立ち返ることで「怒り」をうまく扱える


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「何か始めれば記念日」

株式会社あきた総研

代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト 地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断

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