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【1分で話せ!ピッチイベント】はなぜ必要か?

更新日:2020年2月26日



1年前の2018年12月28日に羽後町で行った、1分で話せピッチイベントについて。





『1分で話せ』っていう本を書いた伊藤羊一さんという方と、2018年に知り合いました。


プレゼンテーションをするイベントというのをやりたいな、とちょうど思っていたときだったので、

じゃあ秋田に来てもらって、そんなイベントをやりましょうよ、というのでピッチイベントの第4回を秋田の羽後町で行いました。


 

なんでそういうプレゼンイベントをやりたかったかというと、秋田に限らず地方全部なんですけれど、まず基本的に秋田は言いたいことが言える風土じゃないというか、雰囲気じゃないんですよね。


だから、普段と違うことを言ったりだとか、自分の持論を展開したときに、否定されたりとか、「常識的じゃない」とか、そういうふうに言われることが非常に多い。


さらにプラスアルファで、言ったら責任を持ってお前がやれよ、みたいな。



人を批判するんだったらお前がやれよ、みたいなかたちになってくるので、皆行動までは移せないから「自分はやれないから、じゃあ言わない」みたいな。


意見が全く言えないような地域になっていきつつあるんじゃないか、というふうに私は個人的に感じていました。


秋田の体質が浮き彫りになった” なぜ秋田-東京1000人企画を行ったか (別記事)”


なので、こういうプレゼンイベントで、まず自分が思っていることを発表することで共感を得たり

もしくは「それっていいね」というふうに承認してもらえるような、そういう場をつくりたいというふうに思っていたところでピッチイベントを開催することができて、よかったなと思っています。


このピッチイベント自体は、第4回というふうにも言ったんですが、第1回から第3回には、我々は何も関わっていなくて、

1回目は東京で行われて、2回目は長野県の塩尻市で開催されました。



3回目は、軽井沢のビジネス合宿みたいなやつでやったというふうに聞いています。

なので、流れとしては1、2、4ときている感じです。


第1回の最後のプレゼンターは、長野県塩尻市の主催をした、塩尻市役所の山田崇さんという方で、「このイベントを塩尻でやりたい」って、第1回の最後にプレゼンしたんですね。


そこから実際に第2回は塩尻市で行うことになったと。


実は、この第2回の塩尻市のイベントに私も参加をしました。


プレゼンテーションはしていないんですけれども、長野県塩尻市の地域活性だとか、空き家の活性化プロジェクトだとか、インターンシップの学生が卒業してそのまま、まちづくりのタウンマネージャーになったとか。


いろいろと塩尻市の活動というのが、これからの秋田に必要な活動なんじゃないかな、というふうに思ってフィールドワークで行ったついでに、そのピッチイベントに参加をしたというような流れになっています。



そのときに感じたところもそうなんですけれど「好きな自分のこだわりとか思いを話す場というのは、本当に世の中になくて、それを話したいと思っている人も、隠れているんだな」ということがわかったんですね。


「秋田にもいるかな?」というのは半信半疑だったんですけれど「きっと秋田にも喋りたい人っていっぱいいるんだろうな」というふうに仮説立てをした中で募集をしたら、羽後町の高校生が4名と、大学生が6名と、羽後町で活動をしていらっしゃる大人の方が5名と、秋田県全域の、羽後町以外で活動をしている方から5名。


プレゼンテーションの依頼というか、「話したいです」というような申し出があったので、枠の20名があっという間に埋まったという感じで行いました。


実際にやってみての感想というと、もう少し発表される方達に、主催者としては、情報提供だったりとか、話のブラッシュアップをすればよかったな、という個人的な反省はあるんですけれど「やってよかったな」というのが本当に率直な感想です。



それから、伊藤羊一さんにメインゲストで来てはいただいているんですが、それ以外にも司会を進行する上では、羽山暁子さんという仙台のコーチングの方だとか、

3名のゲストコメンテーターの方が来てくださって、プレゼンテーションした方に「ここがよかったよ」とかっていうのを一言コメントして頂きました。


1人目は、先程の塩尻市の山田さん

山田さんは、プレゼンテーターを第1回で務め、第2回は主催をして、今回の第4回はコメンテーターというかたちで、非常にいろんな立場でのコメントをいただけてよかったなと思っています。



2人目は、志水さん

志水静香さんという方なんですが、もとはランスタッドという会社で人材開発部長をされて、今は自分で起業を新しくて、組織開発とかのコンサルティングをされている方です。


非常に人の真意というか、なぜそういう言葉を大事にしているのか、みたいな、皆さんのプレゼンテーションの、その本人の過去だったりとか、大事にしているものみたいな、その背景を非常に汲み取ってくださる方なので、そのへんでいいコメントをいただけたな、と思っています。


最後の3人目のコメンテーターは、タムラカイさんという方でした。

タムカイさんというふうに我々は呼んでいるんですが、タムラカイさんは富士通のグループ会社のデザインの会社にいます。


秋田との由来としては、NHKのディレクションにメイン司会として来ていただいていて、秋田の課題を解決する、みたいなことをNHKで番組化するもののファシリテーションとかを行っていた方で、

秋田には今回2回目に来ていただいたというかたちになるんですが、デザインをやっていらっしゃる方なので、似顔絵だとか、グラフィックレコーディングというところで素晴らしいフィードバックをいただけて、非常にいい機会になったなと思っています。



なんでこのイベントをやったかというところでいうと、最初に言った通りもっと秋田で自由に自分の思いを発言して、「そんな考えもあるよね」ってお互いに許容できるような、受け入れてくれるような土地にもっとなったらいいなと思って企画しました。



この記事を書いてから、発表するまでに時間がありまして、2019/10/26に第15回のTalk your willを開催いたしました。

また別の記事で紹介させていただきます。



まとめ


  • 秋田は意見を全く言えない地域になりつつある

  • 自分の想いをお互いに発信し許容したり承認しあう場を作りたかった


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「何か始めれば記念日」


株式会社あきた総研 代表取締役 須田紘彬

キャリアメンタリスト地域コーディネーター

就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断


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