幸福度の別の尺度について。
別の記事では、自己決定が自分の人生の幸福度を上げる、というような研究結果についてお話しましたが、
また違う研究結果では、自分が所属しているコミュニティの数が多ければ多いほど幸福度が高い、という研究結果も出ています。
つまりは、職場と家庭だけではなくて、それ以外にいくつ自分のコミュニティを持っているか?というのが、とても大事になってくるというふうに思われています。
わかりやすい例をいうと、行きつけの飲み屋があるとか、社会人サークルに所属しているとか、市民活動に参加しているとか。
いわゆる、サードプレイスと呼ばれる場所がいくつあるか?ということが、その人の幸福度を高めていく、1つの要素になると思っています。
この関連というのは何かというと、やっぱり人間には、キャラ付けであったりとか、ペルソナという仮面があって、ここの立場ではこういう人間である、みたいなものが、必ずある程度はあると思っていて。
1つのキャラ設定とか、1つの仮面だとか、1つのキャラ設定とかの中でいると、疲れちゃうと思うんですね。
水もずっと同じでいると淀むので、流れたほうがいいっていうことと、人間の気持ちも同じだと思っていて。
マンネリをするよりは、いろんな組織だとか、いろんな新しい人達と関わったりできる、普段と違うコミュニティの中で自分らしくあるという、そういう場所があるといいなと思っています。
なので、コワーキングスペースSDBをつくったときも、そういうサードプレイスになってほしいな、というふうに思ったりはしていました。
でも、サードプレイスは必ずしもファーストプレイスじゃないよね、というようなところもあるので、サードプレイスにずっといてしまうと、また淀むんですね。
そこの軸足を変えながら、フレキシブルに自分のいる位置を自由化できるのが大事だと思っています。
市民活動にしても、自由に抜けられて、自由に戻ってこられる。
そういう自由さというのが必要で、なんとなく1回足が遠のいちゃったから行きにくくなったな、というような場所にはしたくないな、というふうに思っています。
市民活動については”【今更聞けない?】市民活動とは(別記事)”
まとめ
職場と家庭以外の居場所であるサードプレイスが幸福度のカギ
様々なコミュニティの間を自由に行き来できる柔軟性が大切
関連リンク
「何か始めれば記念日」
株式会社あきた総研
代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト 地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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