インターンシップっていう言葉だけ聞くと、就業体験っていうような言葉が一番最初にリンクされるかなと思います。
企業側で言うとインターンシップ=その会社に入るためにその会社のことを見たり、仕事を経験するみたいなニュアンスも強いんですが、
高校や大学からすると、学生たちの一つの社会勉強として「世の中ってこんな仕事があるんだよね」「知ってみよう」みたいな、そういう機会として捉えられてることが非常に多いです。
そこにちょっと意識のギャップがあって、企業さんからすると、この子はうちに興味があって来るんだろうなって思っているんだけど、
学校で単位をもらえるようにインターンシップを進める場合、学生は学生たちは必ずしも第一志望の企業さんのところへ行くわけではありません。
学生が単位をもらうためには学校がインターン受け入れをお願いした企業さんに行く必要がありますし、学校側も一学年にたくさんいる学生たちをちゃんと地域の企業に割り振らなきゃいけないので、必ずしも学生の希望に沿えるわけではないのです。
あきた総研は、今話したようなインターンシップとは別のかたちで、完全に両者にとってメリットがあるようなインターンシップをやろうと思っていて、名前で言うと課題解決型のインターンシップというふうに銘打ってます。
また、1ヶ月以上のインターンシップじゃないと、両者にとってのメリットが出ないと思っているので、短期的なインターンシップはやってないです。
課題解決型のインターンシップってどんなもの?
企業側としては、何か新しく取り組みたい事業や解決するべき課題が経営者の頭の中にはあるんだけども、既存の仕事が忙しくて、経営者や社員さんたちは手が付けられないっていうような状況で、
その新しい事業に対して試験的な取り組み、つまりテストマーケティングのようなことができたらいいなと思っています。
学生にとってはどういう経験かと言うと、ただ「こんな仕事があるんだ。いいな。」ということではなくて、学生自身の実力を高めて行ってもらいたいなと思っています。
実力って何かと言うと、指標がちゃんとあって、経済産業省が定める社会人基礎力という能力があります。
12項目あるんですが、この社会人基礎力っていうのは、学生のためというよりは、社会人がちゃんと持ってなさいよっていう能力ではあるんだけれども、学生が社会に出る前にその項目に乗っ取ってちゃんと実力を上げていくってことが、インターンシップを通してできたらいいなと思っています。
なので、あきた総研がやってるものは、基本的には1ヶ月以上で、その会社に入るかどうかっていうのは置いておいて、企業が新規事業や困っている課題に対して、学生が取り組むものです。
そして、学生にとっても実力を伸ばせるようなことが必要なので、ちゃんと日報とか振り返りをして、何を学べたか、何をできるようになったのかっていうことをあきた総研と一緒に考えてもらいながら、寄り添って1ヶ月を過ごせる、そういったインターンシップを提案していきたいと思っています。
あきた総研の課題解決型インターン生による記事 ”【何者?】新年早々女子大生に問い詰められた【インタビュー】(別記事)”
まとめ
既存のインターンシップには企業/学生の間に意識のギャップがある
あきた総研は企業にも学生にもメリットのある課題解決型インターンシップを提案
企業の課題や新規事業をサポートしつつ学生が成長できる1か月間をサポート
関連リンク
「何か始めれば記念日」
株式会社あきた総研 代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト
地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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