今までの産業構造っていうのは、人間がたくさん集まると儲けるっていう時代だったんです。
製造業をイメージしてもらうとわかりやすくて、作る人がたくさんいれば、それだけ儲けるという時代。
今これからというのは、皆大体のもの、例えばテレビとか冷蔵庫とか洗濯機とか、基本的には皆もう普通に持っててたくさん作ったって売れないと。
他のものと差別化をしたりだとか、尖がった製品だとか、あんまり頻繁には使わないんだけどあったらいいなとか、そういう経験を売る時代になってきました。
経験を売る時代のニーズはより多様化していくので、コスト削減のための大量生産は戦略として難しくなってきました。
だから、 機械化・AI化してソフト面をアップデートできるようにすることで、柔軟にニーズに対応してコストを削減していきましょうっていう流れが生まれています。
例えば、インターネットの発達に伴って、インターネット上でユーザーが必要な時にエアコンが点けられるようになったりとか、
コーヒーカプセルに記載されたプログラムを読み取ることで、コーヒーの種類ごとに違う淹れ方ができるコーヒーメーカーが出てきたりだとか、
そういう時代になってきてるんですよね。
人間がいなくても、AIとか人工知能が判断をしたり、何か作業をしてくれる。
これが自動化するということです。
だから、人間の仕事が機械に取られるんじゃないかっていうような心配が非常に強まってきている時代になっています。
ただもちろんそうやって自動化していくっていう動きはあるんだけども、
AIとか自動化されるものっていうのは単純作業だというだけじゃなくて、単純作業プラスそれが継続的に続けられることっていうのが自動化されていく。
というのが、働きごこち研究所の藤野さんという方が『2020年人工知能時代 僕達の幸せなの働き方』っていう著書の中で言っていた話です。
逆に、そういうAIとかを開発するのにはお金が掛かるわけだから、同じことを繰り返すっていうよりは、
一回きりの作業だとか、一つ一つは簡単な単純作業なんだけど微調整が必要な、いわゆる職人の仕事みたいな作業とかそういったものっていうのは、やっぱり人間がやるっていう話でした。
まとめると、人工知能に取って代わられるのは、同じ作業を長時間繰り返すっていうような仕事だと。
じゃあ人間の仕事って何なのって言うと、今少し話したような、
細かいことを臨機応変にやっていくとか、接客業の様に人と人が関わっていく、喜怒哀楽の感情があるような仕事は永遠に残っていくと言われています。
まとめ
これからは経験を売る時代
同じ単純作業を繰り返す仕事で機械化が進んでいく
臨機応変な仕事・感情を伴う仕事は人間のものとして残っていく
ニーズだけでなく、働き方も多様化していく時代 新しい働き方を切り開く組織の形とは? ”ざくっとティール組織(別記事)”
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「何か始めれば記念日」
株式会社あきた総研
代表取締役 須田紘彬
キャリアメンタリスト 地域コーディネーター
就職相談/人材確保/働き方改革/ダイバーシティ/選択肢/決断
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